CDせどりで赤字覚悟で販売する?処分する?利益とリスクを天秤にかける究極の判断基準
CDせどりで利益を追求する上で、避けられないのが在庫処分という問題です。商品価格や販売価格が下落し、赤字になるラインを超えた場合、処分するか否かは、多くのせどラーにとって悩ましい判断となります。
今回は、CDせどりにおける赤字ラインと、処分するか販売するかを判断するための究極の基準について、詳しく解説します。
1. 赤字ラインとは?
赤字ラインとは、販売価格から販売手数料、送料、梱包材費などの経費を差し引いた金額です。この金額を下回ると、販売するたびに赤字となり、利益を出すことができなくなります。
具体的な赤字ラインは、販売チャネルや商品によって異なりますが、一般的には**販売価格の70%~80%**が目安とされています。
販売チャネルごとの赤字ライン
- メルカリ: 販売価格の70%~75%
- ヤフオク: 販売価格の75%~80%
- 楽天市場: 販売価格の80%~85%
- Amazon: 販売価格の85%~90%
販売手数料
各販売チャネルによって、販売手数料は異なります。
- メルカリ: 10%
- ヤフオク: 8.8%~10%
- 楽天市場: 8.8%~10%
- Amazon: 8%~15%
送料
送料は、商品の大きさや重量、配送方法によって異なりますが、一般的には100円~500円程度です。
梱包材費
梱包材費は、使用する資材や量によって異なりますが、一般的には10円~50円程度です。
2. 赤字覚悟で販売すべき?処分すべき?
赤字覚悟で販売するか、処分するかを判断する際には、以下の5つのポイントを考慮する必要があります。
2.1 商品の状態
商品の状態が良好であれば、赤字覚悟で販売しても利益が出る可能性があります。一方、商品の状態が悪い場合は、処分した方が損失を最小限に抑えられる可能性があります。
2.2 希少価値
希少価値の高い商品は、時間が経てば価格が上昇する可能性があります。そのため、赤字覚悟で販売せずに、時間を置いてから再出品する方が良い場合があります。
2.3 販売チャネル
販売チャネルによっては、赤字ラインが異なる場合があります。赤字覚悟で販売する場合は、赤字ラインが低い販売チャネルを選ぶようにしましょう。
2.4 過去の販売実績
過去の販売実績から、その商品がどのくらいの価格で販売できるのかを判断することができます。過去の販売実績を参考に、赤字覚悟で販売しても利益が出る可能性があるかどうかを判断しましょう。
2.5 資金繰りの状況
資金繰りの状況が厳しい場合は、赤字覚悟で販売して在庫を回転させることも必要です。
3. 究極の判断基準:利益機会損失
赤字覚悟で販売するか、処分するかを判断する究極の基準は、利益機会損失です。
利益機会損失とは、商品を販売せずに処分した場合に失う利益のことです。具体的には、以下の式で計算することができます。
利益機会損失 = 販売価格 - 赤字ライン
例
販売価格が1,000円で、赤字ラインが800円の場合、利益機会損失は200円となります。
つまり、商品を販売せずに処分した場合、200円の利益を失うことになります。
赤字覚悟で販売するべきかどうかは、利益機会損失と比較することで判断できます。利益機会損失が販売手数料、送料、梱包材費などの経費を上回れば、赤字覚悟で販売しても利益を出すことができます。
4. まとめ
CDせどりにおける赤字ラインと、処分するか販売するかを判断するための究極の基準について解説しました。
赤字覚悟で販売するか、処分するかを判断する際には、商品の状態、希少価値、販売チャネル、過去の販売実績、資金繰りの状況、利益機会損失などのポイントを考慮することが重要です。